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CentOS LogoNFSサーバーの構築
最終更新日:2012.11.28

CentOSでNFSサーバーを構築します。
なお、ファイアウォールが有効であることを前提とするため、必要ポートを開放するまでの流れを説明します。

パッケージの確認とインストール

パッケージを確認

# rpm -q nfs-utils
nfs-utils-1.0.9-54.el5

パッケージのインストール

インストールされていなければ、パッケージnfs-utilsをインストールします

# yum install nfs-utils

初期設定

ホスト名を確認

サーバーのホスト名をhostnameコマンドで確認します

# hostname
sl5.local.tooyama.org

idmapd.confのドメインを書き換えます

# vi /etc/idmapd.conf
Domain = sl5.local.tooyama.org

NFSサーバーの設定

以下ではNFS領域として、/home/user/nfsを公開する手順を示します

exportsの設定

# vi /etc/exports
/home/user/nfs 192.168.1.0/24(rw,sync,no_root_squash,no_all_squash)

NFS共有する場所、アクセスを許可するIPの範囲、NFS共有のオプションを指定します。

オプションについて

各種ポートの固定

ファイアウォール有効でもNFSサーバーをマウントできるように、以下のファイルの該当箇所のコメントを外します

# vi /etc/sysconfig/nfs
#MOUNTD_NFS_V2="no" ※必要に応じyesにしてコメントアウトを外す
#MOUNTD_NFS_V3="no" ※同上
:
RQUOTAD_PORT=875
LOCKD_TCPPORT=32803
LOCKD_UDPPORT=32769
MOUNTD_PORT=892
STATD_PORT=662
STATD_OUTGOING_PORT=2020

サービス周りの設定

サービスを起動、再起動します

CentOS 5系
# /etc/init.d/portmap restart
# /etc/init.d/nfslock restart
# /etc/init.d/nfs start
CentOS 6系
# /etc/init.d/nfslock restart
# /etc/init.d/nfs start

サービスの自動起動を設定します

CentOS 5系
# chkconfig portmap on
# config nfslock on
# chkconfig nfs on
CentOS 6系
# chkconfig nfslock on
# chkconfig nfs on

NFS公開領域の作成

exportsで設定したNFS公開領域を作成します

# cd /home/user/
# mkdir nfs
# chown nfsnobody:nfsnobody nfs/

ファイアウォールの設定

最後に、ファイアウォールでポートを解放します

CentOS 5系
# system-config-securitylevel
CentOS 6系
# system-config-firewall

以下のポートを追加してポートを開放します