CentOSでNFSサーバーを構築します。
なお、ファイアウォールが有効であることを前提とするため、必要ポートを開放するまでの流れを説明します。
# rpm -q nfs-utils nfs-utils-1.0.9-54.el5
インストールされていなければ、パッケージnfs-utilsをインストールします
# yum install nfs-utils
サーバーのホスト名をhostnameコマンドで確認します
# hostname sl5.local.tooyama.org
idmapd.confのドメインを書き換えます
# vi /etc/idmapd.conf Domain = sl5.local.tooyama.org
以下ではNFS領域として、/home/user/nfsを公開する手順を示します
# vi /etc/exports /home/user/nfs 192.168.1.0/24(rw,sync,no_root_squash,no_all_squash)
NFS共有する場所、アクセスを許可するIPの範囲、NFS共有のオプションを指定します。
ファイアウォール有効でもNFSサーバーをマウントできるように、以下のファイルの該当箇所のコメントを外します
# vi /etc/sysconfig/nfs #MOUNTD_NFS_V2="no" ※必要に応じyesにしてコメントアウトを外す #MOUNTD_NFS_V3="no" ※同上 : RQUOTAD_PORT=875 LOCKD_TCPPORT=32803 LOCKD_UDPPORT=32769 MOUNTD_PORT=892 STATD_PORT=662 STATD_OUTGOING_PORT=2020
サービスを起動、再起動します
# /etc/init.d/portmap restart # /etc/init.d/nfslock restart # /etc/init.d/nfs start
# /etc/init.d/nfslock restart # /etc/init.d/nfs start
サービスの自動起動を設定します
# chkconfig portmap on # config nfslock on # chkconfig nfs on
# chkconfig nfslock on # chkconfig nfs on
exportsで設定したNFS公開領域を作成します
# cd /home/user/ # mkdir nfs # chown nfsnobody:nfsnobody nfs/
最後に、ファイアウォールでポートを解放します
# system-config-securitylevel
# system-config-firewall
以下のポートを追加してポートを開放します