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vim 基礎
最終更新日:2012.11.28
vi/vimの基礎
viはUNIXやLinux環境で使われる軽量なエディタです。
Mac OS Xでも使えますし、Cygwinなどを導入することで、Windowsでも利用可能です。
viの利点は動作にX11を必要としない点や比較的容量の大きいファイルなどを開くのが可能な点、
テキストデータであればどういったファイルでも開ける点などがあげられると思います。
viの機能を拡張したvimというものもあります。vimはviと基本的に操作性は一緒ですが、多言語、多コーデックに対応していたり、ファイルによって配色を設定してコードを見やすくしたりする機能があり便利です。
ここではvimについて簡単に使い方をご説明したいと思います。
vimを使ってみよう
以下、一問一答形式で操作方法をご紹介します。
(1)新しいファイルを作成
vimに続けて作成したいファイル名を入力します。
# vim test.txt
空白のページが表示されます。
(2)ファイルを編集
vimコマンドで新しいファイルを作成するか、既存のファイルを開くと、vimが起動します。
vimは標準(閲覧)モードでファイルを開きます。編集したい所までカーソルを移動して[i]キーを押していただくことで
モードが編集モードに変わり、ファイルを編集することができます。
(3)ファイルを保存する
編集したファイルを保存するには、:w と入力して[Enter]キーを押します。
:w! と打った場合は、強制的に保存します。
(4)ファイルを閉じる
ファイルを閉じるには、:q と入力して[Enter]キーを押します。
:q! と打った場合は、強制的に保存しないで閉じます。
(5)ファイルを強制的に保存して閉じる
ファイルを強制的に保存して閉じるには :wq! と入力して[Enter]キーを押します。
(6)n行目に移動する
ファイルのn行目に移動するには :n と入力して[Enter]キーを押します。
(7)ファイルを検索する
ファイルで語句検索をするには、以下のように操作します。
/検索したい文字列
検索文字列が見つかります。nを押すと下方検索、Nを押すと上方検索します。
(8)文書内の該当文字列をすべて置換する
文字列の一括置換を行うには、以下の通り入力します。
:%s/置換前文字列/置換後文字列/g
vi/vimは非常に多機能なエディタです。さらにvi/vimを知るには以下のサイトや"man vi"を参照してください。
【参考】
・viを使い倒そう